時代は巡る。平屋リバイバル?!

公開日:2025年04月08日

コラム12

私の祖父の時代には、平屋の家は少なくありませんでした...

時代は巡る。平屋リバイバル?!

①お菓子屋じゃないよ貸家だよ

②ニッチで人気な平屋

③平屋は飛ぶように売れる?!

④平屋のマイナス面に真っ向勝負

人生充実タイプは平屋を選ぶ?

私の祖父の時代には、平屋の家は少なくありませんでした。賃貸物件として何軒も平屋を所有していた祖父は、平屋=貸家と呼んでいました。私が子どもの頃に、祖父がよく「かしや、かしや」と言っていたのですが、「貸家」という言葉を知らない私は、「お菓子屋さん」だと思い、「おじいちゃん、お菓子屋さんに行くのかな」などと思っていました。どーでもいい話ですね(笑)

 

現在は平屋の賃貸はそれほど多くなく、どちらかというとニッチですが、車を所有していてアウトドアが好きだとか、通勤の利便性を追求するよりも趣味やほかの部分で人生を充実させたい、というタイプの人たちから人気を集めています。

 

どの程度人気なのかと言いますと、大手ハウスメーカーが平屋の分譲住宅を16棟販売した事例では、完成前に半数は売れ、完成後すぐに完売していました。1戸30坪で4000万円の物件でしたが、この売れ行きを見ると人気ぶりが分かります。新井ホームでも平屋の賃貸の問い合わせが結構あります。昔とは平屋の作りが違うものの、再び平屋が脚光を浴びているのですね。お帰り、平屋!

平屋は結構場所を選ぶ建物

さて、コラムVol.11で、平屋人気の理由としては開放感があること、階段がないので移動がスムーズなことなどを挙げました。マイナス面としては広い土地が必要だとか、外装資材を多く使うので2階建てに比べて割高になるとお伝えしました。もう少し踏み込んでお伝えすると、南向きか角地でないと日当たりが確保しづらい。土地の面積が多く必要になるので土地値が高いところには建てづらい、外からの視線が気になりやすいという点もあります。

 

かく言う私、新井も平屋住み。住んでみると実にさまざまなことが分かります。せっかく平屋の新築物件に挑戦するのですから、マイナス面にもとことん向き合い、皆さまに「新井ホームで買って良かった!」と思ってもらえる物件を作りたいと思います。

 

次回は、平屋は家の向きが結構重要という話から、どのようなコンセプトの平屋なのか、などについてお話していきたいと思います。